【1】 コストダウン「イニシャルコストとランニングコスト」
初期投資額(イニシャルコスト)はダイヤの方が10倍ぐらい高いです。でも、切れる距離は100倍ぐらい切れます。なので、運用維持費(ランニングコスト)が安くなり、トータルコストが安くなります。
【2】 仕上げ面の向上
切れ味が長時間持続するので、刃物を交換しないで済む為、
刃物交換による仕上げ加工面のバラツキが少ない。
また、ダイヤモンドは硬い反面脆い為、研磨角度(側面向芯角、側面向周角)を鋭角にすると、刃先が欠けてしまいます。そのため、研磨角度は鈍角にします。鈍角にすると加工面は、綺麗に仕上がります。
【3】 稼動効率の向上
切れる時間が長いため、刃物交換回数と寸法だし回数が少なくできる。
結果、作業している時間の割合が多くなる。
【4】 不可能だった被削材の切削が可能
刃物で物を切るときは、切られる物より堅い刃物で切ります。布を切る時は鋏(鉄)で切ります。鉄を切るのに布を使いません。このように、切る刃物の硬さと切られる物の硬さの差(硬度差)がないと切れません。また硬度差があるほど良く切れます。
ダイヤは地球上で一番硬い為、切られる物との硬度差が大きくなりますので、今まで切れなかった物が切れるようになるのです。 |